ゆうゆうめうLog

クラフト、読書、タイドラマについてのブログ

しないことリスト 読了

phaさんの「しないことリスト」を読了。

全体的に人間に優しい本。phaさん自身が生きづらさを抱えやすい素質の人らしく、同じようにこの画一的なシステムの社会で違和感を感じている人、違和感にも気づけず(見て見ぬふりをしつつ?)頑張りすぎて消耗している人に軽妙にテキトーに、でも優しく寄り添ってくれている。

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私もどちらかというとこの社会というか会社のシステムに馴染めない性質だが、幾分人生に対する熱意というか、野心や向上心、松岡修造的な暑苦しい情熱を持っている部分もあるのでもちろん全てに納得、肯定というか自分に取り入れることはできない。(全員違うので私以外の人もそうだろう)。でも、そういう性質があるからこそ頑張りすぎてしまうので、そんな時にはこの本をパラパラと見返して脱力も大事だよ、とバランスを取れるようにしたい。

本書はいくつかのリストに分けて「しないこと」が書いてあるが、私にとって特に参考になったのが「所有しないリスト」にある「自分だけで独占しない」である。

私は一人っ子だったからか、全て自己完結するきらいがある。感情も感覚も考えも、誰かと共有するという頭があまりない。友人はいるし、Twitterもアカウントはあるがいちいち感動したことや良かったことなどを共有する気にはなかなかならない。他の人からそういうことを共有されるのは嫌いではなく、むしろ一緒になって色々感じられるがわざわざ自分からはしない。でも、この部分を読んだら、やっぱりそれもどうかなぁと思った。

今はニートをしているが、それはやりたいことで起業するための準備をしっかりやりたいからで、起業して集客をするには発信をしなくてはならない。特に私の起業分野は、ヒーリングやスピリチュアル、心理学などを扱ったもので、いわゆる「自分ビジネス」に近いものであるため、信頼関係を築くための発信が重要である。それなのに「共有しない」性質はあまりよろしくないのではないかと思い始めていた。

もちろん会社に所属するわけでもないので、集客以外にも、より良いアイデアや方法を求めたり、効率化を図ったり、そして人生を豊かにするためには他の人とある程度繋がることが重要だ。本書にもそこの重要性が説かれている。生きにくさを感じるタイプのちょっとダメな人たちは集まった方が生き延びやすくなる、とも。

ということでまず発信に慣れるためにこのブログを始めたのである。ジャンルとしては書きやすいので趣味の読書、タイドラマ沼、手芸でいこうかと思っている。もう一つ、日記的な日常生活を綴るブログ(https://yuyulife.hatenadiary.com)も開設した。これで何かがどうにかなるとは思っていないが、この本を読んだことの結果としてこういう行動ができるようになった、そして記事も書けているのでphaさんには大いに感謝したい。